ふう太とぽよちゃんは、2人とも未就学児のうちから療育を受け始めました。
でも、通級に行き始めたのはちょっぴり遅め。
ふう太小6、ぽよちゃん小3、どちらも2学期からです。
今回は2人の通級について書いてみます。
通級の見学 入らなかった理由
ふう太が幼稚園の年長さんの頃、進学予定の小学校の通級に見学に行きました。
入った方がいいだろうな~と思いながらその教室に行ってみると、そこでは5人くらいの子どもが『感情のコントロールを学ぶ』授業を受けているところでした。
具体的には、腕相撲大会。
授業の流れはこんな感じ。
《めあて》
・腕相撲大会を楽しもう!
《考えよう》
みんなで楽しむには?
・ルールを守る
・負けても騒がない
・イライラしたら離れる
・負けそうになったら、どうせ遊びだし…と考える
・他の人を応援する
《やってみよう》
・考えたことを思い出しながら楽しくやろう
《ふりかえり》
・よかったこと、よくなかったこと
第一印象
固い!
えぇ~…
なんか空気がよどんでる感じするなぁ💦
みんな前を向いて着席して、まずは先生から目当ての説明を受けます。
そして、《考えよう》で、真面目に意見を出し合います。
その後いざ実践。
みんなで集まって、真面目な腕相撲大会の始まりです。
最後にまた着席してふり返りの話し合い。
やってみてどうだったか。
考えようで出てきた意見は役に立ったか。
気づいたことはあるか。
以上、終了。
…うぅ~~~~~ん……💦
なんだかすごく教科書的というか、机上で学んでいる感が強いと思いました。
こういうのって、頭では何が正しい行動かわかってるけど、実際には友達との間でやらかしてトラブルになりがち!という感じなんじゃないのかなぁ…?
どういった特性を持っている子たちなのかはわかりませんが、表情もあまり楽しそうには見えませんでした。
見学するまでは、期待に胸を膨らませていたのですが、1時間の見学で見事にしぼんでしまいました。
結局、通級の入室は見送ることにしました。
ふう太がここで過ごすことで楽しく成長できる…そんな未来がどうしても思い描けなかったんです。
週に1度程度『放課後等デイサービス』に通って、通級の代わりにすることにしました。
転校して少人数の学校に
その後、3年生になったふう太は、各学年1クラス、全児童80人程の小規模校へ転校しました。
ふう太のクラスは15人程。
先生の目が細かく行き届いて、何かあればしっかり対応してくれるのが小規模校のありがたいところです☺️
こちらでも通級には入りませんでしたが、日頃からトラブルがあれば先生が
「相手の子はどう感じたかな?」
「こういう時はどう言えばいいだろうね?一緒に考えてみよう」
と、丁寧に温かく支えてくださるので、私としては
毎日が通級みたい!
ありがたい!
と感じていました。
そして4年生になった春、新しい担任の先生から通級を勧められました。
私たちの住んでいる地域では、通級は拠点校と、その他の学校に分かれます。
こんな感じ。
つまり、転校後の現在の学校で通級に行くということは、あの腕相撲大会の通級のクラスに入るということになります。
あまり気は進みませんでしたが、見学に行ったのは就学前のこと。
もう大分年月が経っていることですし、担任の先生がせっかく勧めてくださっていることもあって、もう一度見学に行ってみることにしました。
二度目の通級見学 通級に行く意味は何だろう?
見学に行ってみると、担当の先生は替わっていました。
雰囲気も明るく、のびのびしています。
新学期で、体力テストや運動会前の時期だったせいもあって、先生の動きを真似する遊びや、体力テスト特有の体の動かし方の練習になるような遊びをしていました。
実際の学校生活に合わせて役立ちそうなことをしているんだなぁ
なるほどね~✨
でも…ふう太に必要なのは、そういう体の動かし方とかじゃないんだよな…💦
見学したのはグループ活動だったので、一人一人のマンツーマン指導ではありません。
翌週もう一度見学に行き、別の活動の様子も見せていただきましたが、やはりわが家が求める支援とは少し違う内容でした。
通級に入るということは、必ずしもふう太には必要ではない活動のために授業を抜けるということになるんだな…と思いました。
となると、やはりふう太に必要なのは、通級ではない場所でのサポートだな
これまでどおり、放課後デイや療育センターでの支援でやっていくか…
見学だけでなく、通級の先生と面談もしました。
先生のお考えには共感する部分が多く、明るく楽し気な雰囲気の通級ではありました。
でも、このクラスでふう太に必要なことを学べるんだろうか?
このクラスは素敵だけれど、ふう太がここに通う意味は本当にあるのか…?
悩みましたが、結局この時も通級への入室は見送ることにしたのでした。
(次回に続く)