支援級のある学校へ転校するお友達
最近、ふう太とぽよちゃんの小学校(A小)の友達が近々転校するという話を耳にしました。
学年は違うのですが、その子のお母さんとはまあまあ親しい間柄で、会ったときに色々と教えてくれました。
お母さんによると、お子さんはどうやら軽度の知的障害があるらしく、学校の勉強についていけないそうです。
でもクラスの友達とは楽しく過ごせていて、明るい笑顔が本当に可愛らしいお子さんです。
このくらいなら今の学級で教員やサポーターさんが目をかけるだけでもじゅうぶんやっていけるのでは?
せっかくクラスにも馴染んでいるし…💦
と、担任の先生もさんざん引き留めてくれたのだとか。
お母さんとしても、そこは同感なんだそう。
でも、お子さん本人は勉強についていけないことをとても気にしていて、登校を渋ることもあるらしく…
その気持ちを尊重して、近くのB小の支援学級へ移ることに決めたのだと話してくれました。
ふう太たちの学校には支援学級がないので、支援学級のあるB小に転校する運びとなったのですね。
ちなみに、そのお子さんの下には現在年長さんの子もいて、そちらの下の子ちゃんは『A小に行く!』と言っているそうな。
お母さんは下の子ちゃんのA小希望も聞き入れて、そちらも尊重しています。
兄弟姉妹は同じ学校のほうが親は楽なのに、
子どもそれぞれに合った場所を考えてあげる姿勢がものすごく立派!!
すごいなぁ!!
と心から思います。
自分に合った場所へ移っていく子たち
他にも、それぞれの個性・特性をふまえて場所を選んだ子たちは何人も知っています。
ぽよちゃんと同じクラスの男の子は、1年生の途中から学校に足が向かなくなってしまいました。
騒がしい音が苦手なのと、勉強にも苦労していたようです。
お母さんの話では、書きの困難があり、見え方にも課題があるとのことでした。
3学期に学校で硬筆書き初め(鉛筆で丁寧に書く書き初め)がありました。
そのお子さんはもうずっと欠席が続いていたので、家で書いてきたようです。
それがクラスの子の作品と一緒に廊下に張り出されていました。
その字は、彼が苦労して本当に頑張って書いたことが伝わってくるものでした。
筆圧は強いですが、全体的に妙にくにゃくにゃしています。
50字程度の単文をお手本を見ながら書き写すのですが、文字を認識するのが大変で、文字ではなく模様として認識したものを必死に移したような印象を受けました。
(あぁ、これは大変だったろうな…)
お母さんが言っていたように、やはり見え方に課題があるのでしょうか。
ディスレクシア(読字障害)・ディスグラフィア(書字障害)なども少しあるのかもしれません。
ふう太も学習障害があって、特に低学年のうちは読みの困難、書きも遅く誤字脱字のオンパレードになっていました。
大分ましになりましたが、今でも苦手な傾向にあります。
その子は2年生になっても学校へは放課後ときどき顔を出す程度で、3年生に進級するタイミングで転校していきました。
うちの子のお友達の弟さん。
一見わかりにくいのですが知的障害があるとのことで、支援学校の入学を決めました。
その子のお母さんは、
保育園での様子から考えても普通級は厳しそう。
支援学級と支援学校、この子にはどちらが合うんだろう?
と悩み、両方見学して決めたそうです。
支援学級のほうは、担任の先生がやたら疲弊しているように見えたことと、
学級の人数そのものは少ないものの、学校全体でみると賑やかすぎて、聴覚過敏気味の弟さんには適さないと思ったことなどを教えてくれました。
それに対し、支援学校のほうは先生たちが専門家としてとても頼りになりそうな方ばかりで、弟さんを安心して預けられると感じたことが決め手になったようです。
支援学校に在籍している子たちと比べると知的障害の程度が軽く、会話もできる弟さんは、入学の許可をもらうまでいろいろ大変だったそうですが、
(『この学校の子たちはみんなもうちょっとIQが低めなんですよね~💦』と、教育委員会の人に渋られたんだとか😅)
なんとか入れてもらえることになってよかった!とのことでした。
こちらのお母さんも、あちこち問い合わせて情報を集めたり、書類を作ったり面談をしたりと、大変だったと思います。
そういうあれやこれやは疲れるものです。
でもお子さんに合った場所で楽しく成長してほしいとの思いで、頑張ったのでしょう。
拍手したいです!
(つづく)