現在のほげ子『今ほげ』が、過去の自分『過去ほげ』の悩みをぶった切っていくコーナーです☆
今日の過去ほげさんのお悩みは~?
好き嫌いがすごい!給食も心配

はーい、
今日の悩める人は、2才のお子さんをお持ちの『過去ほげ』さんでーす!

2才のふう太の好き嫌いがすんごくて

あ~たしかに!

白いままのご飯は食べないし、
卵料理も食べない。
野菜も食べられるのはごく限られたものだけ。

そうだったそうだった!

え?
『そうだった』ってことは…

12才の今はかなりいろんなもの食べられるようになったよ!
給食も、苦手なメニューは量を少なめにしてもらったりしてるけど、完食することも多いみたい☆

信じられない…
いつから食べられるようになったの??

ん~、徐々に徐々に…って感じかなぁ
幼稚園に入っても、最初のころは給食ほとんど食べられなくてね

やっぱり…

でも、無理強いしない幼稚園だったからね
先生におだてられたり、お友達につられたりしながら、一口だけ食べてみたりとかね
給食は苦手だったけど、給食の時間が楽しく過ごせるように、先生も配慮してくれたのがとてもありがたかったよ

そうなんだ!
すてき

学校ではどんな感じ?

あー
1年生の担任の先生は、各班ごとに完食できたか競わせるようなことしてたっけなぁ

それはキツいな~

その時はふう太もさすがに『学校いやだ』とか言い出しちゃって。
でも先生に事情を説明したら、すぐに対応してくれたの
その他の担任になった先生たちは、食は個人差が大きいもの・ふう太にはふう太のペースがあるからっていうスタンスだったよ。
昭和っぽい完食指導をする先生は一人もいないなぁ、いまのところ。

おぉ~!!

まあ、学校生活支援シートに偏食のこと書いたり、年度初めには担任の先生に説明はするようにしてたけどね。

どんなふうに説明したの?

『ふう太は口の中の感覚が過敏です。
食べられないものがたくさんあります。
でも、年々少しずつ食べられるものが増えています。
家では苦手なものも一口だけ食べたりと、ふう太なりに努力してますし、私も試行錯誤しているところです。
給食の時間を苦しいものにしたくないので、学校では見守っていただけるとありがたいです。』
とまぁ、こんな感じかな。

なるほど…
偏食の子のメニュー、どうする?

でも、ふう太の偏食、これから私はどんなふうにしていけばいいんだろ?
もう、メニュー考えるのも疲れちゃった…

あ~!わかる!!
家事と育児で疲れてるなか、なんとかご飯作ってるのに、『コレハチョット~』とか言って食べないのね

そうなの
もう何作ったらいいかわからないし、
栄養バランスだって心配だし…

ふう太のよく食べるものといえば、納豆?

あと、枝豆と黒豆…

豆ばっかり!
あとは、ふりかけご飯、そぼろごはん
果物はまあまあ食べるかな

野菜はシンプルにゆでたのとか…
他の野菜と混ぜちゃったりすると食べないんだよねぇ

ゆで野菜or生野菜にお醤油ってスタイルだよね

そう、なんかもうメニューにならない

あのね、メニューの中に1つはふう太の食べられるものとか、好きなものを組み込むようにしたの。
簡単でいいの。
ほうれん草のおひたしとか、
きゅうりスティックとか、
さつまいもの甘く煮たのとか。
他のメニューは、ふう太のことはあまり気にせず作っちゃう。

でも、そうすると、ふう太のごはんは、ふりかけご飯ときゅうりだけなんてことに…

そこに納豆や黒豆、チーズ、バナナやぶどう、海苔、ちくわ…
そういう『出すだけ!開けるだけ!』みたいなものを追加したら、なんとかなるのよ♪

いつも同じようなものになっちゃうけど…?

まあね
でも4才くらいから小児科に月1で通ってたけど、貧血を指摘されたこともないし、発育は良くてお肌もぷにぷにのすべすべだよ!
こっちが参っちゃうくらい元気いっぱいだしね

たしかに、発育いいし、お目々もキラッキラしてる…
偏食の子への言葉がけや対応は?

普段のごはんは、そんな感じであんまり頑張らないようにして〜
ふう太には、苦手なものでもちょびっとだけ勧める
一口だけ食べてみなよ〜♪
知ってる?味覚って進化するんだぜ
昨日の舌は、今日の舌ではない
とかなんとか適当に

めっちゃ適当だね

そうだよ〜
こんなの真面目にやってたら疲れちゃうじゃん!
親子でダウンするわ

そんなんでも食べられるようになるんだ…

の〜んびりやっていけば、そのうちにね
大事なのは
・結果を焦らないこと
・あきらめて放置しないこと
だと思います!
あと、ふう太の場合は、
『せっかく作ってくれた料理を食べられない、残してしまう自分』に引け目を感じているから、あまりそこを刺激しないようにすること。

引け目感じてるのか…

そうなの
2才じゃ、まだ感じてないかもしれないけどね。
妹のぽよちゃんは、ふう太とは正反対!
離乳食開始の頃から、ほとんど何でもガツガツ食べるタイプでね。
でもそれは、ぽよちゃんがたまたま何でも美味しく感じちゃうラッキーな舌で生まれてきただけでしょ?
ぽよちゃんが努力して獲得した舌じゃないわけで。

うん

それと同じで、ふう太もたまたまちょっと繊細すぎる舌で生まれてきただけ。
食べ物を粗末に思っているわけでもない。
だから、気にしないで大丈夫だよ、と伝えたい。
ただ、あなたが気づいていない美味しいものはたくさんあるし、いろいろ食べられた方がいいから、ちょびっとずつのチャレンジは続けていこうぜって感じ?

そうか〜
ふう太も苦労してるんだねえ

そうそう
でも、ふう太の場合は、ゆっくりだったけどかなり食べられるようになったから、心配しないで適当にやっていくといいと思うよ♪

うん!

あんなに嫌いだったのに、今じゃお豆腐のお味噌汁ごくごく飲んでるんだから!

!!
偏食の改善は…
今すぐ何とか食べさせなきゃ!と結果を焦らない、期待しない
でも、あきらめない
食べられないものでもなめてみる、ひと口かじってみるなど、小さなチャレンジを気長〜〜に続ける
毎日の献立は、子どもの食べられるものを1つだけは用意するけど、あとは気にせず作っちゃえ!
他には果物やチーズやきゅうりスティックなど、超絶カンタンなものでいい!
食べられないのは子どものせいでも親のせいでもないので、誰も責めない
給食が苦痛にならないよう、先生に事情を説明・相談
栄養状態が心配なら、小児科で一度チェックしてもらって、健康上問題がないことがわかれば気分スッキリ!!
子どもが偏食だと、親としてはいろいろ心配になってしまいます。
でも、偏食の対応は長期戦
いや、『戦』という字は使いたくないなぁ。
とにかく、一朝一夕でどうこうできるものではないので、親にも子にも負担にならないよう、のんびりゆる〜く対応していったらいいんじゃないかなと思います。
味覚は成長とともに発達していくといいます。
で、大人になると苦いものまで美味しく感じられるようになる。
味覚が発達していくものなら、ふう太ものんびりと色々な味に触れていけば、そのうち食べられるようになるかもね〜程度でやってきました。
そして、かなり食べられるようになりました。
いまでは献立に苦労することもありません。
子どもの好き嫌いに悩んでいる方がいたら、こんな適当でも食べられるようになった子がいるんだなぁ〜と思ってもらえると嬉しいです
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