わが家の長男ふう太。
忘れんぼだし、空気もあんまり読めないし、声はでかいけれど、彼にもいいところはたくさんありまして😊
ふう太は人を恨みません。
根に持ちません。
何かトラブルがあっても、それがいったん解決するや否やスッキリさっぱり忘れます。
そのあたり、ワーキングメモリの低さが良い方に作用しているのかもしれません。
たとえば…
ふう太、中学あがって間もない頃、クラスの子に殴られたことがありました。
顔ではなかったけれど、けっこう痛そうな痣ができ、治るまで2週間以上かかりました。
相手は以前の記事にも登場したA助くん。
ふう太のプールバッグを思いっきりバカにして挑発した子です😁
ある夜、ふう太の腕に痛そうな痣を発見したほげ子。
痣の理由を聞いてみると、肩がぶつかったのぶつからないのという、些細なもめ事で怒ったA助くんに殴られたとのことでした。
そのトラブルの前に、火種になっていた小さなトラブルもあったようで、A助くんとしては怒りポイントが貯まっていたのかもしれません。
でも、嫌な思いをしていたのはお互い様ですし、暴力はいかんよ。
ふう太は殴られた腕がまだ痛むし、仲直りもしていないし、もやもやした気持ちのままです。
親として、どうすべきか迷いましたが、私から学校に連絡することはせず、とりあえずふう太に任せることにしました。
先生に相談してもいいし、言わなくてもいい。
ただ、もしも2回目があったら、お母さんから先生に話すから必ず教えてねと。
結局次の日に、ふう太は担任の先生に事の顛末を話したそうです。
その日はちょうど参観日だったため、学校に行っていた私はすぐさま先生に呼び出されました。
A助くんは殴ったことを認めていないんです。
ふう太くんが壁にぶつかった時にできた痣なんじゃないかって言ってて。
もしくは、A助くんとふう太くんがぶつかった時じゃないかと。
一緒にいたB太郎くんは、見てなかったとか、わからないとか言ってます。
ふむふむ
ただ、ふう太くんの痣を確認しましたが、あれは壁にぶつかって出来るようなものには見えませんし、こぶしがあたったらちょうどあんな感じになるんじゃないかと思います。
ふう太くんとA助くんの話を聞いていると、A助くんは殴ったんじゃないかなとは思うんです。
普段の様子からも、そう想像します。
でも、証拠がない。
B太郎君はA助くんと同じ小学校出身で仲もよいので、仮にA助くんが殴ったのを見ていたとしても、本当のことは言いづらいかと思いますし…
ですねぇ
そうは言っても、もしA助くんが本当に殴ったのなら、ちゃんと認めて謝ってほしいです。
今回のトラブルはまだ今朝聞いたばかりですし、もう少し時間をかけて話し合ってみますね。
ありがとうございます💦
それから先生はA助くんとふう太に個別に事情を聞いたり、一緒に話し合ったりと、手を尽くしてくださいました。
でも、結局A助くんは殴っていないの一点張りだったそうです。
そして、話し合いがにっちもさっちもいかなくなった頃、ふう太はこう言ったそうです。
A助くんがそう言うなら、殴ったんじゃなくて、ぶつかっちゃっただけなのかもしれないね。
さらに、殴った殴ってないだけではなく、普段の関係に話が及ぶと
ん~
ちょっと直してほしいところもあるんだけど…
でも、4月からA助くんと新しく友達になれて嬉しいと思ってるし、これからも仲良くしていきたい✨
と言ったそうな。
いや~……仏ですか??
ほげ子とは違う。
ほげ子忘れないもん。(怖)
いや、私だったら殴られてこんなにすぐに気持ちを切り替えることはできませぬ。
A助くんが殴ったという証拠はないです。
でも、ふう太は『ぶつかっちゃっただけなのかもしれないね』とは言ってるけれど、本心ではありません。
ふう太本人に確認したんですが、
殴った証拠がないのだから、A助くんが認めないのならこれ以上話し合ってもどうしようもないし…
ケンカしたいわけでもないし、もう終わりにしよう
そう思っての発言だそうです。
ふう太は殴られた自覚があって、腕には派手な痣があるんです。
ほげ子なら
あ~…
嘘つくんだなぁ…
そういう人なんだ…
もう近づかないようにしよう…
という思考回路になって、そっと距離を置いちゃいます。
現在アラフォーの私が中1のA助くんに対して(そういうヤツなのね…)とは思いませんが、私が中1でふう太の立場だったら、A助くんと仲良くしたいとは思えないだろうなぁ…
ふう太の発言には先生も
も~優しくて…
私涙出そうでした😢
とおっしゃってくださいました。
たしかにふう太は優しいところがたくさんあります。
でも、それだけじゃなくて…
ふう太は昔から嫌なことがあってもさっぱりけろりと流せるヤツなんです。
よくも悪くも忘れっぽい。
ここにもふう太のワーキングメモリの低さが影響しているような気がするんです。
人を恨む、根に持つ感情は苦しいものです。
できることなら、過ぎたことはさっぱり忘れて、明るい気持ちで生きていきたい。
ふう太には、その才能がある✨
3つ指示があれば1つは必ず忘れるふう太。
九九の定着にも苦労したふう太。
冷たい水を飲もうと思ってコップに氷を入れたのに、水を入れ忘れて氷だけのコップを持って戻ってくるふう太。
そんな忘れっぽさがあってこその、さっぱり明るいふう太の性格があるのかもしれません。
長所と短所は表裏一体!
忘れっぽいところは適当にカバーする術を身に付ければいい。
忘れんぼで明るいふう太の未来に幸あれ!✨と思った出来事でした。