ふう太の学習障害 読み編①

ふう太はかるい学習障害と診断されたことがあります。

幼稚園時代、まだ診断前でしたが、なんとなーく
(この子、ひらがな覚えるの苦労しそうだな・・・)
と思ったので、年長さんの1学期頃からゆるゆるとひらがなの練習を始めました。

結果、ひらがなの習得にかかった時間は8ヶ月ほど!

いや~、これ、この先大丈夫かな??と心配になったのですが、カタカナ漢字は意外とするりと覚えました。

ひらがなはあんなに時間かかったのに、漢字はイケるのか。よくわからんなぁ。

でもまぁ、一応読み書きはできます。
できるんですが・・・苦手そうです。

ふう太が1年生の頃は、逐次読み(ちくじよみ)といって、文字一つ一つを拾って、とぎれとぎれに読んでいました。

という様に。


そして一文読み終えたところで、



読みながら内容を理解する力が少々、いえ、けっこう低め。
そりゃあクマさんもズッコケますわ。

でもね、本は好きなんです。

図書館に行くと、喜んで面白そうな本を探し集め、たちまち10冊20冊になります。

夜寝る前の読み聞かせタイムも楽しんでいます。

ただ、好きなのに、自分では読めない。
読むのが大変すぎて、なかなか一人で読む気になれない。

これにはちょっと切なくなりました。

私自身は子どもの頃から本が大好きです。
病院へ行くときや、電車で出かけるときなど、暇な時間ができそうなときは必ず本を持って行きます。

子ども向けの絵本も好きで、読んであげる時も子どもと一緒になって楽しんでいました。
(あんぱんまん15回リピートは除く。)

それなのに、ふう太は大好きな本でも一人で楽しむことができないのか・・・

でも、ふう太の場合は、成長するにつれて読みの能力が少しずつUPしてきたんですよ。

一文字一文字の逐次読みだったのが、だんだん単語のまとまりで読めるようになってきて。

内容の理解も以前よりはできるようになってきました。

6年生になった今でも読むのは得意じゃないです。音読の宿題なんか、『ちゃんと教科書みてる!?』って言いたいくらい間違えまくります。
ええ、そりゃあもう、息をする様に間違えます。

それでも1年前のふう太と比べれば、確実に読めるようになってきています。

テストの問題文を理解できてなかったが故のケアレスミスも減ってきたし、なにより本が読めるようになってきました。え!?この本一人で読んだの!?なんて、嬉しい驚きもたまにはあります。

たとえ、読み終えた時点で主人公の性別を間違って認識していたとしても。
(↑本当にあったんですよ。女の子の主人公を、男の子と勘違いしたまま読み終えて『この本けっこう面白かったよ!』なんて言ってることが。)


(つづきます!)

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