小学英語の必修化。授業のあり方、これでいいのかな?

前回は、小学校の英語の授業ですっかり苦手意識を持ってしまったふう太のことを書きました。

中学準備!英語が不安だぞ。

これから中学進学に向けて、本人も英語が不安でしかない。

ところが、中学の説明会で質問してみたところ、中学英語はゼロからのスタートでアルファベットからやってくれるとのことで、ホッと安堵😄

でもそうなると、小学英語の意義って何なのだろう…?と考えてしまった、そんな話でした。

必修化された小学英語 いったい何を学んでいるの?

中学英語について心配し始めたとき、まず小学英語の範囲はどこからどこまでなのかを調べようと思いました。

しかし!

『単語はここからここまで!』とか、『英会話はここからここまで!』とか、明確に書かれた情報が見つかりません。

ほげ子
ほげ子

なんだ?何を勉強しておけばいいんだ??

わからなくなった私は、次は本屋さんに行きました。

この時期なら『小学校の総復習!!』的な問題集が必ず売ってるはず☆

それをみればわかるでしょう✨

けれども!

英語だけの総復習タイプの問題集は見当たらず。

全科まとめて総復習タイプのものに、ほんの6ページほど載っているだけです。

それも、中1で習うんじゃないの?と思うような範囲の文がたくさん。

でも、文法の基礎問題らしいものはない。

ほげ子
ほげ子

よけいに訳がわからない!!

ほげ子
ほげ子

これを全て完璧に?

いやまさか!

だって中1でbe動詞とかやるんでしょ?

小学校では文法やらないんじゃなかったの??

文法を学ばずに英文を覚えるの??

いったい小学英語って何を学んでいるの!?

そして、中学の説明会で質問するに至ったわけです。

英語必修化の目的、理想と現実

ふう太の進学する中学では英語をゼロからやり直してくれるとのことでした。

でも、その後、小中の英語の授業について、一般的にはどうなっているのか調べていくと、様々な問題点があることを知りました。


小学英語必修化の目的は、かんたんに言えば

文科省
文科省

早くから英語に馴染んで高校卒業時点での英語力を底上げしよう!

最終的にはグローバルな人材を育成しようぜ!

ということらしいです。

さらに

文科省
文科省

小学校5,6年生で学ぶ単語は600~700語くらいね!

だそうで。

ほげ子
ほげ子

うっそでーい!!

小学校の英語の授業、そんな熱量でやってないよ!?

単語テストなんかないし。

600~700語を習得!?

ご冗談を!!という感じです。

それだけ覚えなければならないのなら、漢字同様に丁寧な指導があるはずですが、んなものはされていない。

ふう太によれば、英単語を見て書き写すテストならあるそうです。

でもそれで覚えるはずもありません。

英語の宿題って出たことないですし。

けっして授業にケチをつけているわけではありません。

他の教科の学習だけでも十二分に忙しい小学校のスケジュール。

先生も子ども達も、わりとパンパンです。

そんななか、週2回、年間たった70コマの授業でどうやってこれほどのレベルの英語を習得させられると文科省さんは考えているのか、とてもとても不思議なのです。

小学英語から中学英語への連携

過去の新聞記事を探していて見つけたのですが、

首都圏のとある学校で英語を教えている先生は、その地域の中学の英語教員との合同会議で何度もこう指摘されたそうです。

中学の先生
中学の先生

小学校段階で学ぶべきことをちゃんと身に付けさせてほしいっす💦

中学では、小学校で学んだ英単語や文を理解している前提で授業をするのに、全然理解できていない子たちが入学してきて困るんすよ💦

中学も、新学習指導要領が2021年から実施され、学習内容が増えました。

覚える単語の数なんて400語も増えたそう😱

そこへ、小学英語が仕上がってない状態で入学してくるから、戸惑って苦手になってしまう生徒も多いのでしょう。

そうは言っても、週2コマしかない小学校の英語の授業では、限度がありますよね。

なかなか根が深い問題なのだなと感じました。

これは、そもそも新学習指導要領そのものに無理があるのでは…?

だいたい600~700語を習得って何なのでしょう?

漢字なら6年間で1026字とはっきり決まっています。

ドリルもあり頻繁にテストも行われます。

英単語を習得させるさせると決めるなら、なぜ5年生で300単語・6年生で400単語などと、はっきり決めないのか?

本屋さんの総復習問題集にも700語載っているものなんて皆無でしたけど…

これが、これからの子ども達の英語力を底上げし、グローバルな人材を育成するのに一役買っているんでしょうか?

ほげ子
ほげ子

本当に小学校で700語も覚えさせるような授業を文科省さんが定めるのなら、学習内容を明確にすりゃいいじゃん?

他の科目も見直して全体でバランスをとって、授業のコマ数も中学への繋げ方も決めればいいのに…

と私は思います。

本当にどうして英語だけこんなにぼんやりしているんだろう?

同じ公立でも、アルファベットから学習する学校もあれば、いきなりオールイングリッシュで(日本語で喋らずに)授業をする学校もある。

こんなに内容に違いがあるのはなぜなんだろう?

小学校では、楽しく英語の授業に参加して、単語覚えてなくてもできるテストしかなくて、そんな状態でも申し分ない成績をもらっていて、中学でいきなり700語は覚えてるんでしょって授業されたら、そりゃあ躓きますって💦

文科省さーん。

おしえて??



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